日本ブレインリハビリテーション協会 ホーム
事務局 介護老人保健施設あのう 担当:坂口 TEL.059-267-1800

協会長のことば

 平成12年度より日本で介護保険サービスが始まったその年、私は老人保健施設(老健)の医師として高齢者の医療と介護に携わるようになりました。老健は高齢者で介護を必要とする方に介護を提供しながら、在宅復帰をめざしたリハビリテーションを提供する施設です。しかし、残念ながら全国的に在宅復帰の難しさが問題となってきました。そしてその主たる理由が実は高齢者の身体にあるのではなく脳機能低下(認知症)にあることがわかり、社会問題としても高齢者の認知症が大きく取り上げられるようになってきました。

 このように認知症が社会的問題として認識される中で、今までの脳活性化の方法は、レクリエーションしかなく、脳の機能改善や機能低下予防のために行う脳のリハビリテーションという概念自体がほとんどありませんでした。私は老健においてリハビリテーションに携わる中で、脳のリハビリテーションを行うべきであり、そのためには効率よく直接的に勉強をした方がよいと考えました。そのような脳のリハビリテーションを行うために開発した手法がパソコンとタッチパネルを用いたブレインリハビリテーションです。このような高齢者のための脳のリハビリテーション方法は世界的にも今まで存在せず、初めての取り組みであると思われます。高齢者が簡単に楽しく行え集中力が持続し自尊心も傷つけずに勉強ができる。このようは特徴を持つブレインリハビリテーションはまだ始まったばかりですが、脳機能低下の予防や改善に良い効果をもたらすデータが集まり始めています。しかし、何より一番良いことは高齢者の方々が積極的に自分からやりたいと言って楽しく取り組んでくれていることだと思います。高齢者の方々の楽しい笑顔に出会うために皆さんも是非この試みに参加してください。

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